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  • 水原華城

    世界遺産 「水原華城」 ナレーション:世界遺産としてその価値を認められたもう一つの朝鮮時代の建築は、機能性に優れた華城である。

    華城は山に囲まれている地形を軍事的に利用して首都の南を防衛する要塞とした、山と平地を囲う形の城である。

    『華城城役儀軌』を見ると、その科学的で技術に優れた築城過程を詳しく知ることができる。

    さらに、華城は周辺を一種の衛星都市の形にした、韓国初の計画都市といえる。

    このように華城は、自然の地形を活かすことにより資源を浪費せず、建築物そのものとしても美しいが、機能性をも併せ持つと同時に、洋の東西の軍事施設と建築理論を調和させている。18世紀における世界最高峰の築城術が使われているので、城郭建築の白眉という評価を得ている。

    インタビュー:金奉烈(キム・ボンリョル)/教授(韓国芸術総合大学)

    水原華城が築城された以前は、人間の住む都市と避難用の城は、別々に築かれました。

    つまり、山城と都城が区別されたのです。水原華城はこれらの二つの機能を同時に担いました。戦争の際には、一部の官吏や支配階級だけでなく、すべての市民を保護するという考え方に基づいて築城されたのです。

    しかもそれは、ゴツゴツした形ではなく、非常に美しい形で表現されました。

    したがって、「世界で最も美しい軍事施設」だという評価も、あり得ると思います。