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『東医宝鑑』


『東医宝鑑』は朝鮮時代国王宣祖の命令によって、当代最高の医者であった許浚が1610年に編纂して、内医院で1613年に刊行した25巻25冊の医学書である。『東医宝鑑』という名称は朝鮮医学(東医)の自主性と共に集合医学書を著述するほどに蓄積された医学的成果に対する自負心の表れだった。
『東医宝鑑』は17世紀初めまでに出た東アジア医学書の中でも一番重要な約120種と朝鮮の伝統医学書をすべて網羅し、内景•外形•雑病•湯液•鍼灸の5編に整理されている。5編は、身体の内•外生理学、病理学、薬物学、針灸学を一つの完結した体系として整理されたが、『東医宝鑑』に示された体系的な編集は当時の医学書の中で一番先進的な方法で、医学の百科事典として扱われるようになった。
『東医宝鑑』は道教系通の養生理論以外にも、中世アジアの主要思想である儒教•仏教•道教の世界観を集結させ、宇宙と自然、そして人間を合わせ総体的医学理論を完成させた。
そのため『東医宝鑑』を通じ、16~17世紀における宇宙や自然、人間に対する集合的な認識が伺える。『東医宝鑑』は中心医学理論である精•気•神の概念を通じ、人間を心身一原的な形態で理解し、精•気•神の構造の中で既存の医学理論および臨床的経験を再構成する独自性を見せた。
『東医宝鑑』はその構成がとても体系的で、実際の臨床治療においてもとても便利という評価を受け、中国では数十回、日本では2度以上刊行され、1897年、米国人宣教師で医者でもあるランディースによって、『東医宝鑑』の一部が香港で英訳され紹介されたりもした。
『東医宝鑑』の医学的成果は、約400年が過ぎた今でも疾病治療に利用されており、診断と薬剤研究など多様な方面で研究が進んでいる。
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