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宗廟祭礼と宗廟祭礼楽
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宗廟祭礼とは宗廟で行われる国家儀式で、朝鮮時代の国家祭祀の中でも規模が大きく重要な祭祀であったため宗廟大祭とも言う。宗廟は朝鮮時代の歴代王と王妃、そして国家に功績がある功臣達の位牌を祀る祀堂で、社稷と共に国家の根本を象徴する最も精製された荘厳な建築物である。宗廟正殿の19の神室には太祖をはじめ王と王妃の位牌(49位)が祀られており、永寧殿 16室には追尊された王と王妃の位牌(34位)が安置されている。
宗廟祭礼は王室で挙行される荘厳な国家祭祀で、王自らが奉る尊厳な吉礼であった。 儒教社会では吉礼・凶礼・軍礼・賓礼・家礼の5つの儀礼(五礼)の中で吉礼である祭祀を最上位に認め、これを「孝」の実践の根本とした。
儒教が国家の根本理念であった朝鮮時代にも祖先に対する崇拝は人間にとって欠かせない基本的なものであり、国家を治める最も重要な礼節として、祭祀を特に重視し、昔から宗廟と社稷を建て国家を建国し繁栄させた王と王室の祖先と国家発展に貢献した文武大臣達に対して祭祀を行なった。

宗廟祭礼は大きく定時祭と臨時祭に分けられ、季節によってその年に生産された果物や穀物を捧げる薦新祭もある。定時祭は春・夏・秋・冬の最初の月である1月・4月・7月・10月と臘日(陰暦12月に日を選び執り行う祭祀)に執り行い、臨時祭は国家に吉事と凶事がある時ごとに執り行う。宗廟祭礼は解放以後、しばらくの間廃止されたこともあったが、1969年から全州李氏大同宗約院が中心となり、毎年5月の最初の日曜日に執り行っている。


宗廟祭礼は祭祀を執り行う礼法と礼節において模範となる儀式であるため、祭礼は非常に厳粛で荘厳に行われる。宗廟祭礼の順序は神をお迎えする、神を喜ばせる、神をお送りするという順序の内容で構成されている。

その順序をみると先行手続き→就位(祭祀が開始される前に祭官達が決められた位置に配置される)→ 迎神(祖先神を迎える)→晨祼礼(王が祭室まで赴き香を焚き神を迎え入れる)→進饌(食べ物と肉を捧げる)→初献礼(初献官が酒を捧げて礼をし、祝文を読み上げる)→ 亜献礼(神に対して2杯目の杯を捧げる)→終献礼(最後の酒の杯を捧げる)→飲福礼(祭祀に用いた酒や食べ物を分けて食べる)→撤辺豆(祭床に置いた肉や果物を片付ける)→送神(祖先神をお送りする)→望燎(祭礼に用いられた祝文と幣を燃やす)→祭後処理の順で執り行われる。

宗廟祭礼は最高の品格をもち儒教の手続きに従って執り行われる王室儀礼で、これを通じて東洋の基本理念である「孝」を国家的な規模で実践することにより民族共同体の紐帯を強化し、秩序を形成する役割を持っている。これと共に宗廟という造形的な建築空間で行われる宗廟祭礼の荘厳で洗練された美しさは、自然と一体となり東洋的総合芸術の真髄であり、500年という時間と空間を超越した韓国の大切な精神的文化遺産である。
宗廟祭礼楽は宗廟で祭祀を挙行する際、儀式を荘厳に行うために演奏する器楽と歌、舞を指す。これは朝鮮時代の世宗の時、宮中喜礼宴に用いるために作られた保太平と定大業にその淵源をおき、世祖10(1464)年、祭礼に必要な楽曲が追加されるとともに、宗廟祭礼楽として正式に採択された。その後、宗廟祭礼楽は壬辰倭乱を経て一時的に弱まったが、光海君の時代に次第に復旧し今日まで伝えられている。


宗廟祭礼楽は祭礼が進行される間、それぞれの手続きに沿って保太平と定大業11曲が互いに異なる楽器で演奏される。正殿前の階段の上(上月台)で歌詞のない音楽を演奏する楽団を「登歌」、階段の下の庭(下月台)で歌詞のある音楽を演奏する楽団を「軒架」と呼ぶ。楽器編成は時期によって変化し現在に至っている。
保太平と定大業の簡潔で力強い歌は、偉大な国家をたてて発展させた王の徳を称賛する内容からなっており、宗廟祭礼楽が演奏される間、文治と武功を象徴的に見せる舞踊である文舞と武舞が間に挟み込まれている。

文舞は歴代先王の文徳を賛える踊りで、保太平之楽に合わせて、左手には笛の一種である籥を、右手には鳥の羽を付けた翟を持って踊る。また、武舞は先王の武功を称賛する踊りで、定大業之楽に合わせて木で作った刃物と槍、弓と矢を持って踊る。

宗廟祭礼楽は編鐘、編磬、方響といった打楽器が主旋律になって、ここに唐笛、大笒、奚琴、牙箏など弦楽器の装飾的な旋律が付け加えられている。この上に鼓、銅鑼、太平簫、節鼓、晋鼓などの楽器がより一層多様なリズムを駆使し、歌が重なりながら、宗廟祭礼楽はいかなる音楽でも感じにくい重厚さと華麗さを伝えてくれる。

宗廟祭礼と宗廟祭礼楽は重要無形文化財第56号と第1号と指定され、保存・伝承されており、2001年5月18日ユネスコの「世界無形遺産傑作」に選ばれた。
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