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韓国の世界無形遺産 > 綱渡り
綱渡り
綱渡りは空中の綱の上で、滑稽譚とパリム(舞踊のような要素)を交えながら様々な芸を披露する遊戯である。綱の上でまるで氷上を滑るように動くという意味で「オルム(氷)」または「チュロルムタギ(綱氷渡り)」とも呼ぶ。昔は旧暦4月15日、端午、秋夕などの年中行事の時に公演が行われ、個人が呼んで公演が行われる場合もあった。

綱渡りの演者はチュルグァンデ(綱道化)、オリックァンデ(道化)、三絃六角チェビ(演奏者)によって分けられる。チュルグァンデは主に綱の上で様々な芸を披露し、オリックァンデは地上からチュルグァンデと掛け合いで滑稽談を交わす。三絃六角チェビは綱の下の一画に並んで座り、チャング、笛、奚琴などで道化の動作に合わせて演奏する。

綱渡りは行事の安全を「チュルゴサ(綱告祀)」から始まり、様々な綱渡りの技術を披露することにより観衆を緊張させた後、「チュンノリ」と「ワルジャノリ」のような漫談と歌、動きを通じて観衆の緊張をほぐし、興味を抱かせる。そして再び様々な技芸をもって観衆に緊張をもたらし、「サルパン」でさらに緊張をほぐした後、終わらせる。このようなベースに基づき、状況によって多少の変化を与える。綱渡りの技芸は演者によって異なるが、おおよそ30種類にまとめることができる。綱渡りの時に破戒僧と堕落した両班を風刺した話で滑稽さを活かし、間抜け・せむし・女性の化粧する様子などをまねて観衆を楽しませることなどである。
韓国の綱渡りは、綱の上での曲芸だけを披露する外国の綱渡りとは異なり、歌や滑稽話などを添え、演者と観衆がともに遊ぶという特徴を持つ。現在、国家重要文化財第58号に指定・保護されており、保有者の金大均(キム・デギュン)が伝承している。彼を中心に1991年に綱渡り保存会が構成され、活動を行っている。
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