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韓国の世界無形遺産 > キムジャン文化
キムジャン文化
キムジャンは長く厳しい冬を耐えなければならない韓国人にとっては必ず必要な越冬の準備である。晩秋、キムジャンの季節になると、家族や親族、とくに女性を中心に集まってキムジャン(キムチづくり)をし、キムチを恵まれない人々と分かち合うことによって、冬の間の野菜を確保した。このように、キムジャンは社会的な分かち合い、構成員の協力関係の増進、キムジャン文化の伝承など、様々な目的に基づき、とくに地域差、社会的•経済的格差を越え、大韓民国すべてを団結させるという特徴を持つ。

韓半島全域において行われるキムジャンの起源については知られていないが、文献上では高麗時代の李奎報(1168~1241)の書いた詩に「大根を醤油または塩に浸ける」という内容がキムジャンの原初的な姿とされている。今のようにキムチを大量に初冬に浸けた記録は19世紀の文献に本格的に登場する。

長い時間をかけ、韓国人は自然環境にもっともふさわしいキムジャンの方法を発展させてきた。キムジャンの具体的な方法や材料は数代にわたって伝承され、その伝承はとくに姑から嫁へと受け継がれる。キムジャンは季節別に準備すべきことがあり、すべて完成するまで1年がかかる。春は各家庭がエビや雑魚など、様々な海産物の塩辛を作っておく。夏は天日塩を備えておき、晩夏にはトウガラシを乾燥させ、粉にしておく。晩秋と初冬のキムジャンの季節になると、地域共同体は集まって当該地域のすべての世帯が長い厳冬の間食べるキムチを十分確保できるようにする。

このように、キムジャンは地域や世代を超え、広範囲に伝承されるものであり、韓国人が隣人との情愛の分かち合いを実践し、結束を固め、韓国人にアイデンティティと共同体の所属感を持たせる。類似した天然の材料を、創意的に利用する食習慣を持つので、国内における多様な共同体との共通の会話ができるということで、無形遺産の可視性を高めるのに寄与したという点が認められ、2013年12月5日、満場一致でユネスコ人類無形遺産に登録された。
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