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文化遺産の紹介

宗廟

  • 宗廟
1. 香大庁一帯
香大庁一帯

宗廟祭礼のための準備室
香大庁は香庁と執事庁で構成されている建物である。香庁は祭祀の前日に王が宗廟祭礼に使用するために直接下賜した香・祝文・幣帛と祭祀礼物を保管する所で、執事庁は祭祀をつかさどる執事官たちが待機して斎戒する所だ。香大庁の二つの建物 の間に南北に長い庭が造られている。香大庁の南側に望廟楼があり、その裏側に恭愍王神堂がある。縁側の前には沓脱石を長く設置し、多くの人が出入りしやすくした。

2. 斋宫一带
斋宫一带

祭祀のために心身を清浄にしていた所
斎宮は王が王世子とともに祭祀を行う準備をした所である。 庭を中心に北側に王が祭礼の準備をした御斎室、東側に王世子が祭礼の準備をした世子斎室、西側に御沐浴庁があり、塀で囲まれている。王と王世子は斎宮の正門から入って、斎戒沐 浴をし、衣冠を着装して身と心をきれいにした後、西夾門から出て正殿と永寧殿の東門から入って祭礼を行った。

3. 正殿一帯
正殿一帯
正殿一帯
正殿一帯
正殿一帯
正殿一帯

歴代王室の神主が祀られている所
正殿は王と王妃の死後、宮廷で三年の喪を行った後、その神主を移して祀る建物として宗廟で最も中心となる。正殿の庭に入る門は三ヶ所にある。南門は神門で、魂魄が出入りする門だ。東門からは祭礼の時の祭官が出入りし、西門からは楽工、踊り を踊る佾舞員が出入りする。正殿には朝鮮を建国した太祖、在位中の王の4代先祖、歴代王の中で特に功績が大きい王と王妃の神主を祀った。正殿は内部に祀る神主の数が増加するに従って何回かにわたって横に増築した。建物の前にある横109m、縦69mの広い月台は正殿の品位と荘重さをよく現わしている。月台の真ん中には神 門から神室につながる長い神路が南北に伸びている。祭官と執礼官たちは月台に立ち並んで祭礼を行う。母屋である神室の両側には倉庫と付属室を設けた。荒い石畳が敷かれている月台とこの上に重みのある屋根を支えている姿は崇高で古典的な建築美の極致を成す。正殿は国宝第227号に指定されている。

4. 永寧殿一帯
永寧殿一帯
永寧殿一帯
永寧殿一帯

王室神主が祀られている別廟
1421年(世宗3年)に定宗の神主を正殿に祀ることになって正殿の神室が足りなくなって、正殿に祀っていた神主を他の所に移して祀るために新たに建てた別廟である。その名前は‘王家の先祖と子孫が共に永く平安であるように’という意味を込めている。 永寧殿は神主を正殿から移して来たという意味で祧廟とも呼ばれる。施設と空間形式は正殿一帯と似ているが、正殿より規模が小さく、より親近感を感じるように建てられた。正殿一帯と同じく二重になっている月台の周りに塀を設けて東・南・西の三ヶ所に門を置いた。中央の4間は太祖の4代先祖である穆祖、翼祖、度祖、桓祖と王 妃を祀っている所で他の夾室よりも屋根が高い。左右の夾室の各々6間には正殿から移して来た王と王妃及び追尊した王と王妃の神主を祀っている。永寧殿は正殿と同じく三面が壁に囲まれているし、内部は仕切る壁なしで繋がっている空間になっているが、但し中央の4間と左右の夾室の間には壁を置いて区分した。

5. 典祀庁一帯
典祀庁一帯

祭祀料理をした所
典祀庁は祭祀料理をする所で、普段は祭祀に使う什器を保管した。四角い庭のまわりに ‘ㅁ’ 形の建物が建てられ、庭には供え物を準備した石臼が残っている。1395年(太祖4年)宗廟を建てる時一緒に造ったが、文禄の役の時に焼失し、1608年に再 建した。正殿の東門に付いている守僕房は宗廟を守る官員たちが使用した所であり、その前に饌幕壇と省牲位がある。典祀庁の東側には祭祀に使う井戸である祭井がある。祭井の周囲には塀を囲って人々がむやみに出入りすることができないようにした。