章陵は、王として追尊された元宗(1580～1619)と仁獻王后(1578～1626)の陵である。元宗は1587年に定遠君として叙せられ、1623年に息子の仁祖が王位に就くと、定遠興宣大院君として追尊された。その後、1632年に元宗として追尊された。仁獻王后は、1623年に息子である仁祖が王位に就いたことで啟運宮連珠府夫人となり、1626年に逝去した。1632年に夫が王に追尊されたため、仁獻王后として追尊された。章陵に格上げされ、石物を王陵の形式に合わせて再建したが、封墳の屛風石と欄干石は省略した。