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文化遺産の紹介

朝鮮王陵

貞陵(太祖妃 神徳皇后) / Jeongneung (Tomb of Queen Sindeok, consort of King Taejo)

貞陵は、李氏朝鮮初代の王、太祖の第二王妃である神徳皇后(?~1396)の陵である。神徳皇后は、高麗の風習に従って太祖の継妃となったが、1392年の朝鮮建国後に王妃に冊封された。しかし、太宗の即位後、太祖の王妃として認められなかったが、顕宗の治世である1669年に太祖の王妃として認められた。貞陵は、最初は現在のソウル貞洞に造成されたが、太宗が現在の位置に移し、顕宗の時代に現在の姿に陵が再造成された。

貞陵(太祖妃 神徳皇后) / Jeongneung
貞陵(太祖妃 神徳皇后) / Jeongneung
貞陵(太祖妃 神徳皇后) / Jeongneung
ソウル 燕山君墓 / Tomb of King Yeonsangun, Seoul

燕山君墓は、李氏朝鮮の第10代国王である燕山君(1476~1506)と、廢妃 慎氏(1476~1537)の墓である。燕山君墓は、成宗と廢妃 尹氏の息子で、1494年に王位に就いた。しかし、二度の士禍(官僚に対する弾圧)で多くの臣下とソンビ(士)を殺し、奢侈淫佚にふけり、国政を顧みなかった。1506年の中宗反正で廃位された後、流刑地の江華喬棟で逝去した。廢妃 慎氏は、1488年に王世子嬪となり、燕山君の王位継承により王妃となった。