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文化遺産の紹介

朝鮮王陵

宣陵(成宗と貞顯王后) / Seolleung (Tomb of King Seongjong and Queen Jeonghyeon)

宣陵は、李氏朝鮮の第9代国王である成宗(1457~1494)と、第三王妃である貞顯王后(1462~1530)の陵である。成宗は、追尊徳宗の息子で、1469年に叔父の睿宗が薨去したため、祖母である貞熹王后の命を受けて王位に就いた。在位期間中に『経国大典』を頒布し、儒教的統治の根拠となる法制を完成させた。貞顯王后は、最初は成宗の後宮となったが、燕山君の生母尹氏が廃位されたため、王妃となった。宣陵は、同原異岡陵の形態で構築されており、丁字閣の前から陵を見た左に成宗、右に貞顯王后の陵が造成されている。

宣陵(成宗と貞顯王后) / Seolleung
宣陵(成宗と貞顯王后) / Seolleung
靖陵(中宗) / Jeongneung (Tomb of King Jungjong)

靖陵は、李氏朝鮮の第11代国王である中宗(1488~1544)の陵である。中宗は、最初は晉城大君に叙せられたが、1506年の反正によって燕山君が廃位された後、王位に就いた。在位期間中に燕山君の代に乱れた政治を正し、新しい王道政治を実現するために努力した。本来、靖陵は高陽の西三陵内の禧陵(第二王妃である章敬王后)の右の丘にあったが、1562年に第三王妃である文定王后によって、現在の場所に移された。

靖陵(中宗) / Jeongneung
靖陵(中宗) / Jeongneung
靖陵(中宗) / Jeongneung