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文化遺産の紹介

朝鮮王陵

献陵(太宗と元敬王后) / Heolleung (Tomb of King Taejong and Queen Wongyeong)

献陵は、李氏朝鮮の第3代国王である太宗(1367~1422)と元敬王后(1365~1420)の陵である。太宗は、太祖の五男であり、父を助けて建国の一翼を担った。1400年に即位した後、中央と地方制度を整備して官制を改革するなど、新しい王朝の基盤を作った。元敬王后は、太宗が王位に就けるよう尽力し、太宗との間に四男四女をもうけた。献陵は、朝鮮前期の双陵の形で、石物が他の王陵に比べて2倍も多く設置されており、神道碑が二つ建てられている。

献陵(太宗と元敬王后) / Heolleung
献陵(太宗と元敬王后) / Heolleung
献陵(太宗と元敬王后) / Heolleung
仁陵(純祖と純元皇后) / Illeung (Tomb of King(posthumous Emperor) Sunjo and Empress Sunwon)

仁陵は、李氏朝鮮の第23代国王である純祖(1790~1834)と、純元皇后(1789~1857)の陵である。純祖は11歳で王位に就いたが、勢道政治が始まったため、国政が乱れて社会が混乱し、洪景来の乱などが起こった。純元皇后は、憲宗と哲宗が王位に就いた後に垂簾の政を行い、朝鮮の王妃の中で唯一、二度にわたって政を摂った。仁陵は、初めは坡州の長陵の近くにあったが、哲宗の時代に現在の場所に移された。

仁陵(純祖と純元皇后) / Illeung
仁陵(純祖と純元皇后) / Illeung
仁陵(純祖と純元皇后) / Illeung